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RAILWAY浪漫 ロクヨンcafe

鉄道写真がメインです。過去から最近撮影したものまで、気ままに 思いついたままに綴ってまいります。

レンズの誘惑 


今宵はちょいとレンズのお話しでも・・・。

写真をやっているとさまざまなレンズを使ってみたくなるものです。とりわけ大口径レンズというのはかくも人を惹きつけるものかと常々感じていることです。でも鉄道写真に大口径を活かした撮影機会などそうそうあるのかな?とも思えます。もっとも薄暗い中で少しでも速いシャッター速度で撮りたい場合においては有利かもしれませんが・・・。

そんななかキヤノンユーザーになったらぜひ使ってみたい・・・憧れていたレンズのひとつに85mmF1.2Lがあります。開放F1.2!どこで使うの?ですね(笑)。ネット上の作例を見たり雑誌などの批評を読み返すと「このレンズならではの開放時のとろけるボケ具合」とか「美しい柔らかな表現」とかもう私には悪魔のささやきにしか聞こえない言葉が並びます。試写したわけでもなく想像は勝手に膨らむものでいつしかこのレンズを使って撮影している自分のいろんなシーンを思い浮かべてはニヤニヤしているんです。そんなこんな心温め夢見ていたレンズ。

昨年私はとうとう60歳を迎え定年となり人生のひとつの区切りがありました。そんな記念のタイミングを見計らって思い切ってこのレンズを手に入れたのです。ここまで頑張ってきた自分へのご褒美ですね。


ええレンズや!

さて大口径85mmというとシグマのF1.4がありますが当初このレンズで撮影された写真を見た時は衝撃的でした。あの切れ味鋭いシャープネスはこれまでのレンズと次元が違うと感じました。鉄道写真に使うならぜったいあのレンズは最高だろうと思います。順光で捉えた時カマの足回りがあれほどの解像度で表現されたら…想像するだけで鳥肌が立ちます。

迷いました・・・が、しかし・・。
最近は海外の新興メーカーからも開放F1.2の85mmが発売されているようですが、それまで長くその座に唯一君臨してきたEF85mmF1.2です。憧れはそう簡単に揺るぎません。
基本設計が古くて・・・承知のことです・・うわさ通りAFスピードの遅さは動きの早いものを追いかけられるんだろうか?というレベルだしMF時のフォーカスリングのスカスカな操作感は、なんじゃこりゃ?!です。そしてその大きさ(シグマのF1.4もビックリするくらい巨体ですが)といえばガラスの塊だし、しかも後玉の面から少しはみ出しているさまはガードもなく交換時にはちょっと慎重にならないとマウントにぶつけてしまいそうです(汗)。逆光にもそんなに強くもありませんから最先端のレンズからしたら見劣りしてしまう点も多々ありそうです。でもいいんです!憧れは永遠なんだから(汗)。基本設計古くても私自身の基本設計も古いんですからちょうどいいんです(笑)。

なんだろう・・この巨大なガラス塊のようなレンズをじいっと見つめていると・・・吸い込まれそうな瞳っていうんでしょうか、魔性の泉のようなレンズです。もうこれだけで買って良かった!と思えてしまいます(笑)。
とはいっても私など素人にちょっと毛が生えた程度のアマチュアゆえけっしてレンズグルメなんかではありません。正直言ってこんなレンズの特長を果たして活かせるもんなのかはなはだ怪しいです。しかも鉄道写真で開放のとろけ具合をどうやったら表現できよう(汗)。だいいち私のカメラ最高速4000分の1秒でして白昼デイライトではF1.2開放でなんか撮れないんです。


メルヘンチックに8088レ
EF85mmF1.2LⅡ f2.0 1/4000sec.ISO100 (私のカメラでは天気いいとこれ以上絞りを開けられません)

ということで・・・先日3日に撮影した画像から8088レです。
後追いでの撮影ですからこの際開放付近(といってもF2.0ですが・・)でそばの花をボカしてみました。イメージはメルヘンチックに!・・でしたが、やっぱり鉄道では、そのらしさがなかなか出せそうにありませんね。なんちゅうか宝の持ち腐れ?

いつかまだ見ぬ孫でもできたらお花畑にでも連れてって、その時には本領発揮した写真が撮れますよう願っております。えっ!鉄?・・・む、無理かも(汗)。

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父が残してくれたもの 



18年くらい前のこと、ある日突然父から「カメラ買ってきてくれ!」といって現金を渡された。オートフォーカスで連写もできるカメラという希望だったがほとんど市販されている一眼レフはその条件を満たしていた。そんななかでオートフォーカスを重視するのであれば当時はやっぱりその先進性という点でキヤノン以外考えられなかったから迷わずEOSを勧めた。そして購入したカメラがEOS55。レンズは標準的なズームレンズEF28~105mm f3.5~4.5という代物。
それを手に自分が教える社交ダンス教室で生徒さんの踊る姿を撮影したりしていたが、凝り性の父は写真上達のための参考書なども読み風景や花のクローズアップにも挑戦して楽しんでいたようだ。交換レンズも買いそろえ充実させていたが、その内容を見て驚いた。赤いラインの入ったLレンズを3本も持っていたのだ。ニコン使いだった私でさえこれらのレンズには興味あったからカメラごと借りて鉄道写真に使ってみたい衝動にかられたものである。

時代は銀塩からデジタルへ移行して私もD300をやっと手に入れ、ますます写真の楽しさにのめり込んでいった。そんなある時ふらっと父が現れ「もう使わないからこれ全部置いていく。売るなりなんなりしてお前の好きなようにしろ・・」とカメラ、レンズ一式持ってやってきた。目の衰えから写真を撮るのが億劫になった・・・というのが理由だった。ほんの4年ほど前の話。なんとなくこの時の弱々しい父の姿が気になった。

かくしてキヤノンと私との付き合いが始まったわけだが・・・7Dを購入して父に使わせてみた。いつでも使っていいからといって7Dとレンズ一式を再び父のもとに置いてきた。父は毎日の散歩に持ち出して撮影してはみたが結局こんどはPC操作が煩わしいようだった。そのうち「やっぱりお前が使えよ、いるときはこっちから借りに行くから」と言ってそれ以後二度と写真を撮ることはなかった。

父の遺品・・・
父が愛用したレンズ EF24-70mmf2.8L  EF16-35mmf2.8L  EF70-200mmf2.8L  ×2エクステンダー  他にマクロEF100mmf2.8 

昨年末、父が逝った。病床に伏していたわけでもなくそれなりに元気だったのに・・・突然だった。以後慌ただしい一か月が過ぎ先日ようよう四十九日の法要を終えることができた。その間にも少しだけ時間を作って写真撮影に出かけた。ついに一度も一緒に撮影することのなかった父を今こそ二人で楽しもうと・・・・父が残してくれたレンズ使う・・ということはそういうことなんだと自分に言い聞かせて・・・。





父のレンズを使う・・・

父と一緒に撮るということ・・・

春が待ち遠しい・・・・
10日の撮影から・・
EF70-200mmf2.8Lで撮影した画像です。

厳しい寒波は釜戸付近も白くなるほど雪を降らせました。撮影時も粉雪が舞い冷たい風にさらされましたが東濃に降る雪はあっという間に消えてなくなるのが常です。

そういえば・・・
「人生なんてなぁ・・・あっという間やぞ・・」
そんなことを父はよく言っていましたがいつしか自分も歳を重ね、この時の父の言葉をなんとなく実感している最近の私です(笑)。
父の形見となったレンズ・・・今まで以上に大切に使っていこうと思っています。

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