上松にて
2013/06/04 Tue. 22:37 | 西線EF64・・思い出のアルバムを添えて |
今はむかし・・・
比較写真

上松を通過する本日の3084レです。

上松を発車する652レ ‘71.5.23撮影
かつては木曽の木材を出荷する主要駅だった上松。このころはまだ最後の林鉄王滝線が存在していたんですね。画像左端の引き込み線の線路は3本のレールがありますが一番左のレールを共通にして右の2本あるレールの内側が林鉄用762mm軌間、一番左のレールが国鉄の1067mm軌間となっていてヤードの線路を共同で使っていたことがわかります。ヤードには山積みされた木材がありこのころは国産材の需要も大きく駅には活気がありましたね。毎日木曽福島からC12がやってきて駅構内をちょこちょこ走りまわっていました。駅に隣接した貯木場があるのは今や野尻駅くらいでしょうか。もはや木曽らしい駅構内はことごとく消えてしましました。
本日同じ場所から撮影してみました。撮影した季節はほとんど同じ、天気があの時は曇り、本日は晴天(・・・できれば曇っていたほうがよかったかも・・?)。
貯木場だったヤードにはなにかの工場でしょうか、新しい立派な建物が建ち、それに付随した駐車場となっています。木材の香りなどみじんもない今の上松駅です。唯一当時の面影があるとすれば・・・3本レールのあった跡、草生した線路跡くらいでしょうか。
本日は6月4日・・・ロクヨンの日(笑)
記念すべき日(?)に、いつもと趣向を変えてこんな比較写真を載せてみましたがいかがでしょう?
ご訪問ありがとうございます!

ワンクリックしてもらえると嬉しいなぁ~!

にほんブログ村
コメント
ごはちまるさん
こんばんは・・
確かに、木曾の各駅からは貯木場が消えて・・昔とは様相が一変していますね。
木曾五木も、昔ほど需要もなく、全て貨車からトラック輸送に・・そのお蔭で、上松までは、王滝村からの森林鉄道がありましたが、王滝村の滝越地区には、その当時使用された森林鉄道の車両が保存展示されていますね。(昨年の王滝・滝越りんてつ祭りで見て来ました。)
SLの写真の当時が、木曾が一番活気があった時期かな?ですが、同じ場所からの撮影で、年月を感じますね。
こんばんは
貴重なお写真ありがとうございます
右すみの家、線路下遠くに見える工場
40年近くたっているのに変わっていませんね
私が就職した頃はまだ上松で貨物扱いがありました
トキ25000に材木を積んで名古屋方面に輸送されてました
おなさん こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
日本の林業は斜陽でしょうか?住宅用の材木はほとんど安価な外材だとか・・・。でも今日、野尻の交差点で信号待ちしておりましたら阿寺方面から太い木材を満載したトラックが2台現れました。明らかに間伐材などではなくて、あの一本はいったいいくらくらいなのか・・・などと見とれてしまいました(笑)。
森林鉄道も王滝線のほか上松から野尻あたりまで木曽川を挟んで対岸を走っていた記憶がありますが今ではその痕跡がわずかに見られる程度ですね。
EF6446さん こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
この年月の間に変わったものと変わらないものとが同居していますがやっぱり都会と比べたら時間がゆっくり流れているように感じます。
考えたら明治以前は木曽川を利用して筏流しで伊勢湾まで運んでいたんですよね。そんな時代のことはよく知りませんが、中乗りさんなど専門職があったわけでそれが鉄道敷設で鉄道輸送に変わり筏流しに従事していた人々は鉄道荷役に職を変えたんでしょうか?
鉄道輸送も戦後は林道整備からトラックへと変遷して・・・今では安い外国産木材に押されて林業自体が衰退して山は荒れ・・・。
いろんなことを考えてしまします(笑)。
| h o m e |