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RAILWAY浪漫 ロクヨンcafe

鉄道写真がメインです。過去から最近撮影したものまで、気ままに 思いついたままに綴ってまいります。

蒸機時代の田立 


蒸気機関車が走っていたころの田立付近は?・・・というと
・・・こんな風でした。



D51はレールを踏みしめるように、ゆっくりとゆっくりとやってきた

現役時代のD51は煤けた中にナンバーだけがピカッ!と輝いていたんだなぁ~
D51209〔中〕牽引の下り貨物列車(列車番号不明)。
このころから逆光で撮っていたんですねぇ!この場所はまさに前回81レの画像と同じ場所です。

あのころの田立
昭和47年春ころ(そんなもんだったと思う)までは坂下-田立間は複線化工事がほとんど進んでいなくて、明治開業以来の線形を保っていた。当時、この場所にいるかぎりでは「複線電化されるって本当?」・・・などと思えるくらいのどかな非電化路線そのままの風景が存在していた。そんなところが気に入って田立には何度か訪れている。ところがいざ複線化工事が始まるや、この付近は激変した。しかもまさかここの場所に駅が出来るとは・・・。

現在の田立駅のすこし名古屋寄りにある坪川(・・かな?)橋梁を行くD51777〔中〕。ナンバーよく見えないけどD51777だぜぃ!
私が最も好きだったD51!中津川区独特の青いナンバープレートが誇らしげだった。このカマはヨンサントオの白紙改正に際して瑞浪-中津川間が電化されたわけだけど、その時のサヨナラ列車を牽引したカマでもある。
さてさて画像をあらためて見れば・・・まわりの風景はほとんど変わっていないねぇ~。やっぱり田舎(失礼?)は時間がゆっくりなんだと思う。

もう一つ、同じ橋梁を行くこちらはD51792〔中〕。こいつも好きなカマだった!D51792
さらに鉄橋に近づいたアングル。当時からヘンな構図で撮っていたもんだ。現在の下り線の鉄橋にあたるわけだけどロクヨンをこの角度で撮ることはもうできないから貴重な(?)アングルなのかも?
当時を思い出してみる・・・
・・いたるところに電化用ポールが立ち始めていたのにここだけは別世界だった。蒸気機関車は完全なる非電化路線でなきゃ絵にならない・・・当時はそう思っていた!いや、きっと今でもそう思っている。だから・・・、上越線を走るD51やC61って・・・なんだかなぁ~・・・。オット失礼!まぁ、オールドファンの軽いボヤキと聞き流してください(笑)。

最後はこんな画像

田立のSカーブを行くD51827〔中〕ここが今の田立駅があるところ!
この場所がまさに現在の田立駅のあるところ。切り通し右側側面を切り崩して拡幅、下りホームはそこに作られた。左側側面はたぶん今も当時のままだと思う。その切り通しに沿って上りホームがあるわけだ。線路は複線化に伴いわずかに曲線緩和されたんじゃないかな。
よくよく画像を見れば機関車後方、線路左には三分咲きの桜が写っている。そうそう!このあたりにはけっこう桜の木が植えてあったのを思い出した。残念ながらこの桜は複線化工事のさい切り倒されたのだろう、位置からしたら現在の上り線と重なるように見えるし、実際に現在ここに桜はない。
この時の思い出・・・遠くドラフトとともに「ウー・・・」といったような妙な音がいっしょに聞こえてきた。その音はD51とともに近づいてきた、なんの音?よくよく見れば笛から蒸気がずうっと漏れ続けている。トラブルでもあったのか?しかし乗務員は平然とした顔だったのが印象的だった。やっぱり機関士はカッコいい!
D51827、新製後、中津川一筋といった生涯を送ったカマ。そんなことからサヨナラ運転もこのカマが牽引した。廃車後は個人に引き取られたカマじゃなかったかな?ちょっとその辺あいまい・・・。

古い話と画像でひとりもりあがってしまいましたが、私の鉄の原点はやっぱり蒸気機関車にあるんでつい熱が入ってしまいました(汗)。画像を見ながら記事を書いていくといろんなことを思い出してくるもんですね。機関車の笛から蒸気が漏れていた・・なんてこと忘れていたのに画像をじっと見ていたらそんなことまで思い出しました。そして撮影したのは4月に入ったばかりでしたが時おり雪が舞う寒い一日だったことも・・・・。

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コメント

すごいですね

おーー。すごいお宝画像が出てきましたね。

田立と言われても今と比べると雰囲気が大分違いますね。

複線化されてカーブもゆるくなったんですね。

うーん歴史を感じます。

seito #- | URL | 2011/11/07 22:05 * edit *

seitoさま こんばんは。

今までは他人様の掲示板でお世話になっていたので少し遠慮していました。若い方たちが集う板に世代ずれした画像はちょっと気が引けたから・・・。

当時いっしょに行動していた古い友人がいます。私たちが学生だったころ、汽車を追いかけた思い出の写真集を作ろうと話し合ったことがあります。写真集と言っても六つ切りくらいの写真をアルバムに貼る程度のものだったんですが、結局それは実現せずに今に至っています。

彼は今や故郷を離れ遠くで暮らしています。15年くらい前に一度再会したきりですが彼がこのブログを見てくれたら、との思いから今後も積極的に思い出のアルバムを充実させていくつもりです。

ごはちまる #- | URL | 2011/11/07 23:31 * edit *

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