C57という機関車
2015/10/21 Wed. 12:54 | 磐越西線 |
あんた あいかわらず美人だねぇ~

かみさん同伴の旅道中、最初に訪れたのがここ。蒸気機関車を撮りたいから・・とお願いして付き合ってもらいました。現地へは早く着きすぎてしまって結局1時間ほど待たせてしまいましたが天気も良くてのんびりした田舎風景のなか、かみさんは付近を散策しながら耐えてくれました(笑)。
鉄道ファンになった原点は蒸気機関車であるのに私は保存蒸機をまず撮影しません。理由はいろいろあるのですが磐越にしろ上越にしろやはり遠いというのがその理由のひとつでもあります。今回機会を得て久しぶりに撮影できました。しかもC57に限って言えば18年くらい前に撮影した「北びわこ」牽引C571以来です。
颯爽と現れたC57180は煙突に金帯を捲かれてめいっぱい化粧されています。そんなことしなくったってあんたは充分きれいだよ!って言ってやりたい。それにしてもあいかわらず女性的でスマートな機関車です。
C57180は現役時代、新津機関区にいた機関車ですから磐越西線はかつて知った馴染の線区と言えるのですが、その土地に根付いた機関車が走るっていうのはいいなぁ~・・と思うのです。
C57のことをもう少し・・・
C57はかつては名古屋機関区にも配属されていて実は西線にも入線していたカマなんです。中央線はD型機関車の活躍がイメージされますが実際主力機は歴代の貨物用機関車9600やD50、D51が貨客に使用された線区です。ただ名古屋―多治見間はC型機関車が意外にも活躍しているんですね。大昔は8620やC51が・・・そして多分、電化される昭和40年ころまでD51に混じってC57も走っていたようですよ。
名古屋からC57が消え東海地方に残っていたのは亀山くらい。紀勢線、参宮線などで細々と活躍していましたが私は亀山機関区にいるC57をチラ見した程度の記憶しかありません。本格的にC57を撮影したのは高校2年の春休み、西線からD51が消え途方に暮れていた私は九州宮崎で最後の力闘を演ずるC57に魅了され意を決して撮影に出かけたのです。

日豊本線 田野-門石(信) C57199〔宮〕牽引貨物列車(列車番号不明) 74年春
当時南九州の蒸気機関車たちは形式を問わず、よく手入れされていて本当に美しかったんです。その中で日豊本線最後の砦(?)宮崎―鹿児島間はC57が貨客に活躍していた線区でした。C57に貨物牽引はどうもなぁ・・・というオールドファンもいらっしゃると思いますが私はなんだか悲壮感漂う美人カマの力闘に激しく魅了されてしまいました。とはいえ反面、合間にやってくる客車列車の先頭に立つC57にはホッとしたり(笑)。いろいろとファンの心理は複雑なんですね・・・その辺は今もロクヨンへの思いも一緒なんですが・・・(笑)。
そんなこんなで、いろんな思い出もよみがえりました。再び季節を変え「ばんえつ物語」を撮影したいと思ってしまった私です。
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